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【閲覧ページナビ】 HOME > 目の病気と治療 ー 緑内障について ココ |
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緑内障とは
緑内障はいろいろなタイプがありますが、 急に発症する急性緑内障と、ゆっくり進行する慢性緑内障に区別するとわかりやすいでしょう。どちらのタイプも視神経が障害されるために視機能が低下します。(主に視野が狭くなる)
急性緑内障は眼痛、頭痛を伴いやすく発症すればほとんどの患者さんは病気に気づくことが多いのですが、慢性緑内障ではほとんどが無症状でご本人が気づかないうちに発症し進行します。視野が狭くなったとご自分で気づいたときにはすでにかなり進行している場合が多く、病気の発見が遅れがちになります。したがって早期発見・早期治療が大切な病気です。
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いしだ眼科
077-516-7288
■診療時間のご案内
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緑内障の進行状態 |
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緑内障の検査 |
眼圧検査 |
緑内障の基本的な検査。正常値は10〜20mmHgで、目に直接測定器をあてて測定する方法と目に空気を当てて測定する方法があります。眼圧が正常であっても緑内障でないとは限りません。近年では、眼圧が正常範囲でも視神経が障害される正常眼圧緑内障が非常に多いことがわかっています。 |
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眼底検査 |
視神経の状態を観察します。緑内障では視神経乳頭のへこみが正常に比べて変形し大きくなります。 |
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視野検査 |
見える範囲を測定し、視野欠損の有無や大きさから緑内障の進行の具合を調べます。緑内障による視神経の障害の度合いを調べる上で非常に大切な検査です。 |
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緑内障の治療 |
治療の原則は眼圧を下げて緑内障の進行を防ぐことにあります。残念ながらいったん狭くなった視野欠損は元に戻せません。眼圧を下げることを主目的として以下の治療を行います。 |
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薬物治療 |
目薬での治療が基本です。目薬は毎日ほぼ同じ時間に決まった回数をさします。ほとんどの方が点眼のみの治療でコントロール可能です。目薬で効果が不十分な場合は飲み薬も併用する場合があります。近年は新しい緑内障治療薬も多く開発され、薬物治療での治療成績は向上しています。 |
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レーザー治療 |
薬物治療で不十分な場合、レーザーで虹彩にバイパスの穴を開けたり、線維柱帯にレーザーを照射し、房水の流出を促進します。 |
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手術治療 |
薬物治療で治療が困難な場合に行います。緑内障手術は入院管理が望ましい場合が多く、その場合には入院手術可能な施設へ紹介しています。 |
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検診の重要性 |
わが国では全国規模の緑内障疫学調査が行われています。
その結果、40歳以上の人口のうち20人に1人が緑内障であることがわかりました。全国では約200万人と推定されています。
ところが、その内の80%の人達が自身では緑内障に気づいていない潜在患者であることもわかりました。緑内障は、日本を含め諸外国においても、失明原因の上位に位置します。悪化する前にできるだけ早期に発見し、治療を開始することが大切です。
自分自身で目を守るという自覚を持ち、発見の機会となる健康診断などを積極的に利用しましょう。
ただ、眼底写真での緑内障診断は困難なことが多く、早期発見のためには眼科医による直接の診察が必要です。すくなくとも年一回、健康診断のつもりで眼科診察を受けましょう。 |
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